ローカルセキュリティ

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【ローカル管理】

lesson5  Lesson5では、ローカルでのセキュリティ管理方法をお伝えします。通常のパーミッションでの管理方法の他に、ACLやSELinuxでのセキュリティに関して学んでいきます。


 faclコマンドや、SELinuxのコンテキスト情報などに関してご説明いたします。


<各章へはこちらから>
・Lesson1 基本的な操作
・Lesson2 カーネル
・Lesson3 ファイルシステム
・Lesson4 ユーザ管理
・Lesson5 ローカルセキュリティ
・Lesson6 高度なパーティショニング
・Lesson7 システムの初期化
・Lesson8 パッケージ管理
・Lesson9 印刷とオートマウント
・Lesson10 ネットワーク設定
・Lesson11 ネットワークセキュリティ
・Lesson12 ファイル共有
・Lesson13 WEBサーバ
・Lesson14 メールサーバ
・Lesson15 トラブルシュート



【ACL】

 Linuxでは、一般ユーザがファイルに対してchownの実行を許可していません。そのため、通常のファイルパーミッションの他にACL(アクセスコントロールリスト) を利用してファイルにアクセス制限をかけることが出来ます。 ACL
図1


図1の例では、「hoge.txt」に対して、所有者とグループには読み書き権限がありますがその他のユーザには権限がありません。そこでACLを利用してその他のユーザ"maru"に読み書き権限を与えます。
下記のコマンドでACL情報を確認したり、権限を与えたりすることが出来ます。

acl
getfacl ファイルのACL情報を確認する。
例)hoge.txtのACL情報を確認する。
getfacl hoge.txt
setfacl ACLを設定する。
例)ユーザmaruに読み書き権限を追加
setfacl -m u:maru:rw hoge.txt
確認項目 ACLが設定されたファイルにはパーミッションの最後に『+』記号が付加されます。

 ACLを設定するにはパーティションにACLの設定が必要ですが、インストール時に設定したパーティションにはデフォルトでACL設定が可能となっています。

【SELinux】

 以前までのLinuxでは、悪意のあるユーザにソフトやデーモンのバグをつかれ、スーパーユーザ(以降root)権限を奪取されてしまうと、全ての機能を破壊される恐れがありました。
SELinux
図2 SELinux


それを改善する目的で開発されたのがSELinuxという機能です。SELinuxでは図2のイメージのように、仮にHTTPサーバのバグをつかれroot権限が奪取されたとしても、各セクション毎にセキュリティを分散しているため、全ての機能を破壊されるという最悪の事態は回避する事が可能になります。


 SELinuxを起動させるかどうかは、インストール時に選択可能ですが、OS起動後でも変更が可能になっています。SELinuxは3つのモードに分かれています。


・Enforcing・・・有効
・Permissive・・・ログのみ出力し機能は無効
・Disabled・・・無効
SElinuxのモードは下記コマンドで、確認および変更できます。


SELinux
getenforcing SELinuxのモード確認。『0』なら無効、『1』なら有効。
setenforcing [番号] コマンドの引数に数値を入力すれば有効・無効の切替が可能です。
例)SELinuxを有効にする。
setenforcing 1

【SELinux セキュリティコンテキスト】

 SELinuxでは、各サービス毎のファイルにセキュリティコンテキスト情報というSELinux個別の情報を持たせ、各サービス毎に管理しています。
ファイルのコンテキスト情報を確認するにはlsコマンドに『-Z』オプションを追加します。
例)/var/log/messagesのコンテキスト情報を確認する。
ls -Z /var/log/messages
-rw- --- --- root root system_u:object_r:var_log_t ←コンテキスト情報


コンテキストの変更は下記コマンドで実行します。


コンテキスト変更
restorecon [ファイル名] コンテキストをファイルが配置してあるディレクトリと同じデフォルトの設定にする。
chcon -t [タイプ] [ファイル名] コンテキストを明示的に変更する。
参考 デフォルトのコンテキスト情報は、system-config-selinux→File Labeling 部に情報があります。


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